データの活用 22 玉 (確率) 2 (略解)
以下の問題では,どの玉が取り出されることも同様に確からしいものとします。
土浦日大高校 (R6年) ★★ 東京学芸大附属高校 (R7年) ★★
 袋の中に,1から5までの数字が書かれた5個の玉が入っている。この袋から玉を同時に3個取り出すとき,


(1) 取り出した3個の玉に書かれた数がすべて奇数である確率は[  ]である。
【解】
 取り出し方は全部で,53 5×4×3 =10通り
3×2×1
このうち,すべて奇数は(1,3,5)の1通りで,確率=


(2) 取り出した3個の玉に書かれた数の和が袋に残った2個の玉に書かれた数の積より小さくなる確率は[  ]である。
【解】
条件を満たすのは,次の4通りで,確率=

 (1,2,3) (1,2,4) (1,2,5) (1,3,4)
 
 図のように,3つの袋A,B,Cがあり,袋Aの中には1,2,3の数字が1つずつ書かれた3個の玉が,袋Bの中には1,2,3,4の数字が1つずつ書かれた4個の玉が,袋Cの中には1,3,4の数字が1つずつ書かれた3個の玉が入っている。3 つの袋から玉を1個ずつ取り出すとき,それらの玉に書かれている3つの数字がすべて異なる確率を求めなさい。
【解】数え上げると,以下の14通り
(A,B,C)=(1,2,3) (1,2,4) (1,3,4) (1,4,3) (2,1,3) (2,1,4) (2,3,1)
  (2,3,4) (2,4,1) (2,4,3) (3,1,4) (3,2,1) (3,2,4) (3,4,1)
 確率=14÷(3×4×3)=14/36=7/18
京都府立高校 (R6年) ★★
 赤玉が2個,白玉が2個,黒玉が1値の合計5個の玉が入っている袋がある。この袋から玉を1個取り出し,取り出した玉を袋にもどさずに,玉をもう1個取り出す。このとき,取り出した2個の玉の色が異なる確率を求めよ。
【解】余事象を利用
 (異色の確率)=1−(同色の確率)
で,
確率=1−(××)=1−
長野県立高校 (R5年) ★★ 共立女子第二高校 (R5年) ★★
 袋から,玉を1個取り出し,それを袋に戻さないで,続けて玉を1個取り出す。玉の色が異なる確率を求めなさい。

【解】赤→青 と 青→赤
 確率= 2×3 3×2 12 3
5×4 5×4 20 5
 赤玉3個と白玉2個を入れた袋があります。2個の玉を同時に取り出すとき,同じ色の玉が出る確率を求めなさい。

【解】赤→赤 と 白→白
 確率= 3×2 2×1 8 2
5×4 5×4 20 5
 
東北高校 (R7年) ★★★ 前橋育英高校 (R5年) ★★★
 図のように,袋の中に,1,2,3の数字が1つずつ書かれた3個の白い球と,1,2,3,4,5の数字が1つずつ書かれた5個の赤い球が入っています。この袋から球を同時に2個取り出します。

(1) 白い球1個と,赤い球1個を取り出す確率を求めなさい。
【解】2個の取り出し方は全部で,8C2=(8×7)÷2=28通り
 確率=(3×5)÷28=15/28
(2) 少なくとも1個は白い球である確率を求めなさい。
【解】1−(すべて赤)の確率
 確率=1−5C2=1−(5×4÷2)÷28=1−10/28=9/14
(3) 取り出した球に書かれた数の差が2以上である確率を求めなさい

【解】3パターンで,数え上げると,以下の14通り
・(W,R)=(1,3) (1,4) (1,5) (2,4) (2,5) (3,1) (3,5)
・(W,W)=(1,3)
・(R,R)=(1,3) (1,4) (1,5) (2,4) (2,5) (3,5)
 確率=14÷28=
 赤色,白色,緑色,黄色の箱が1個ずつ,
また,箱と同じ色の玉が1個ずつある。
 この玉を1個ずつ4個の箱に入れるとき,

(1) 玉の入れ方は何通りあるか
【解】4色の玉を順に並べる(順列)
玉の入れ方=4×3×2×1=24通り

(2) 箱のと玉の色がすべて異なる確率
【解】樹形図より,9通り(完全順列)
確率=9÷24=
 (右の樹形図では,1赤,2白,3緑,4黄とする)

(3) 箱と玉の色が2個だけ同じになる確率
【解】
同色2個の選び方=4×3÷2=6通り
 確率=6÷24=
 

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