図形 27 回転体 (略解)
広島大附属高校 (R7年) ★ 埼玉県立高校 (R6年) ★
 右の図のような直方体があります。三角形AEGを,対角線AGを軸として回転させたときにできる立体の体積を求めなさい。

【解】△AEGは等辺5の直角二等辺三角形
体積={×(2π×}×2
 =(125/6)πcm3
 
 右の図のようなAB=AC=2cm,∠BAC=90°の△ABCがあり,頂点Cを通り,辺BCに垂直な直線/をひきます。このとき,△ABCを,直線/を軸として1回転させてできる立体の体積を求めなさい。

【解】大円錐−小円錐×2
体積=×(2√2)2π×2√2×(√2)2π×1×√24√2πcm3
 
早大本庄高等学院 (R5年) ★★★ 青雲高校 (R7年) ★★
 原点を0とする座標平面上に点A(√3,0), B(√3,1)がある。0≦t≦√3に対して,P(t,0), Q(t−√3,0), R(t−√3,1)をとる。直線PRと直線OBの交点をCとする。5つの線分で囲まれる部分の図形を,x軸を軸として一回転させてできる立体をMとする。

(1) 点Cの座標をtを用いて表せ。
【解】
Cのx座標=(√3t−√3)÷2=t/2
∠AOB=30°より,Cのy座標=(t/2)×t
 C(t/2,t)

(2) 立体Mの体積Vをtを用いて表せ。
【解】円すい台(ABCHの回転体)×2
△COH∽△BOA(比t:2√3)で,体積比はt3:24√3
V=(×12π×√3 24√3t3 ×2= 24√3t3 π
24√3 36

(3) 立体Mの表面積Sをtを用いて表せ。
【解】OB=2
S=・2π・2{1−(t/2√3)2}×2+12π×2
 =4π(1− t2 )+2π 18−t2 π
12 3
 右の図は,∠Cを直角とする直角二等辺三角形ABCと辺BCを直径とする半円をつないだものであり,AC=BC=3cmである。この図形を直線BCを軸として1回転してできる立体の体積を求めよ。

【解】立体=半球+円すい台
体積=π×()3××33π(1−)
 =π+(63/8)π=(81/8)πcm3
西大和学園高校 (R7年) ★★
 図のような,一辺の長さが1の正六角形ABCDEFをAD を回転の軸として1回転してできる立体の体積は[あ  ]である。また,BCを回転の軸として1回転してできる 立体の体積は[い  ] である。ただし,円周率はπとして計算すること。

【解】BF=
=円すい(高さ)×2+円柱(高さ1)
 ={×()2π×}×2+()2π×1=π
=円すい台(高さ)×2+円柱(高さ1)−円すい(高さ)×2
 ={×()2π×1×}×2+()2π×1
   −{
×()2π×}×2
π+3πππ
慶應義塾高校 (R5年) ★★★ 市立堀川高校 (R6年) ★★
 辺BC直径とする半径1の円0と辺BCを斜辺とする直角二等辺三角形ABCがある。

(1) 通った部分の立体の体積を求めよ。
【解】Gは重心で,AG=
(△ABOの回転体)−(△ADGの回転体)で,
体積=(12π)−()2π×(5/18)π

(2) 通った部分の立体の表面積を求めよ。
【解】(半径ACの半球)−(△ABCの回転体)で,
表面積=(半球の曲面積)+(円錐の側面積)
 =4π(√2)2×+22π× 2√2π (4+2√2)π
4π
 図のように,1辺の長さが2である正方形ABCDがある。辺ADの中点をE,辺BCの中点をFとする。

(1) 正方形ABCDを,直線CDを回転の軸として1回転させたとき,四角形ABFEが通過してできる立体の体積を求めなさい。
【解】大円柱−小円柱
体積=(22−12)π×2=6π

(2) 正方形ABCDを,直線ACを回転の軸として1回転させたとき,四角形ABFEが通過してできる立体の体積を求めなさい。
【解】赤円錐:青円錐=23:13=8:1
体積=(大円錐×2)×

 =×(√2)2π×√2×2×2π×2π

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