図形 24 三角柱・三角すい (略解)
岩手県立高校 (R4年) ★★★ 慶応義塾志木高校 (R7年) ★★
 図は,底面が直角三角形で,側面がすべて長方形の三角柱です。
(1) 線分BMの長さを求めなさい。
【解】△BEMで,
 BM=\(\sqrt{9^2+3^2}\)=√903√10cm
(2) 頂点D,Eをふくむ方の立体の体積
【解】(右上図参照)
△ABCで,AB=√62−(2√5)2=4
(三角錐G-ABC)∽(三角錐G-NMF)で,
 相似比2:1だから,体積比は8:1
三角柱台ABC-NMF=三角錐G-ABC×
 =×(×4×2√5)×18×=21√5…ア
三角柱ABC-DEF×4×2√5×9=36√5…イ
イ−アより, 体積=15√5cm3
 図のように側面がすべて長方形であり,AB=AC=5, BC=2, AD=6である三角柱ABC-DEF がある。 また,点Mは辺BCの中点であり,点Pは辺AD上に,点Qは線分DM上にある.。AP=4, ∠PQD = 90°であるとき,

(1) 線分MQの長さを求めよ。
【解】△AMD∽△QPDより,6:QD=2:2で,QD=2/5√15
MQ=MD−QD=2

(2) 三角錐Q-MEFの体積Vを求めよ。
【解】V=(三角錐D-MEF)×(MQ/MD)=4×=(16/5) 
 
都立戸山高校 (R7年) ★★ 日本大第二高校 (R5年) ★★
 右の図に示した立体ABC-DEFは,AB=10cm,AC= 5cm,AD=28cm,∠BAC=∠BAD=∠CAD= 90°の三角柱である。点Pは辺AD上にある点で,AP=xcm(0 <x<28),点Qは辺BE上にある点で,BQ=15cmである。頂点Cと点P,点Pと点Q,点Qと頂点Cをそれぞれ結ぶ。

(1) △CPQが面BCFE と垂直になるとき,△CPQの面積は何cm2か。
【解】△ABCで,AG=2 △QBCで,QC=5
AG=PHとなればよいから, △CPQ=×5×25√70cm2
(2) △CPQがPC=PQの二等辺三角形になるとき,xの値を求めよ。 ただし,答えだけでなく,答えを求める過程が分かるように,途中の式や計算なども書け。
【解】△PACで,PC2x2+52…ア
△PQIで,QI=x−15より,PQ2=(x−15)2+102…イ
 ア=イより,x10
(3) 頂点Cと頂点D,頂点Dと点Qをそれぞれ結んだ場合を考える。立体D-CPQの体積が100cm3のとき,xの値を求めよ。
【解】(D-CPQ)=△CDP×AB=×(28−x)×10=100
 (28−x)=10より, x16 
 右の図のように,AD=10cmの正三角柱ABC-DEFにおいて,BE上に点P,CF上に点Qを,それぞれEP=2cm,FQ=6cmとなるようにとると,∠AQP=120°になった。
(1) ∠PAQの大きさを求めよ。
【解】
QP=QAより,PAQ=(180−120)÷2=30°

(2) 辺ABの長さを求めよ。
【解】AB=xとおくと,
△ABPで,AP=\(\sqrt{x^2+64}\)
△PQRで,QP=\(\sqrt{x^2+16}\)
(1)より,AP:QP=2:2√3=1:√3だから,
 \(\sqrt{x^2+64}\):\(\sqrt{x^2+16}\)=1:√3で, AB=x2√2cm

(3) この立体を平面APQで切断するとき,点Bを含む方の立体の体積を求めよ。
【解】
四角錐A-BPQC=BPQC×高さ
 =×(×12×2√2)×√68√3cm3
秋田県立高校 (R6年) ★★★ 都立八王子東高校 (R6年) ★★★
 右の図のように,三角錐OABCがある。点Aから辺OBを通り,点Cまで最も短くなるようにひいた線と辺OBの交点を Pとする。このとき,三角錐PABCの体積を求めなさい。


【解】ACの中点をMとすると,OM⊥△ABCで,
 高さOM=√92−(3√2)2=3√7
△ONB∽△APB(相似比3:2)より,PB=2
三角錐P-ABC=(三角錐O-ABC)
 =×(×62)×3√7×4√7cm3
 立体A-BCDは,AB=AC=BD=CD,BC=AD=6cmの四面体である。BP+PD=lcmとする。
 点Pを辺AC上において動かすとき,最も小さくなる
lの値を求めよ。
【解】
4面はすべて合同な二等辺三角形で底辺は6)

△BCDで,DM=4より,等辺BD=AC=5
△ABCに垂線BHを下ろし,AH=xとすると,
 BH2=52x2=62−(5−x)2より,x
 BH=, PH=で,BP=97
l=2BP=97

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