図形 17 多角形 (略解)
福岡大附属大濠高校 (R7年) ★ 鳥取県立高校 (R7年) ★★★
 右の図のように,正六角形ABCDEFがあり,点P,Qはそれぞれ辺AB,EFの中点である。四角形APQFと四角形PBEQの面積の比は[  ]である。

【解】
△RAF:△RPQ:△RBE=4:9:16より,
APQF:PBEQ=5:7

 
 次の図は,正七角形をもとにして作られた「ルーロ−の七角形」(頂点Aを中心に,対角線ADの長さを半径とする弧DEをかき,他の頂点についても同様に作図する)である。さしわたし幅(2本の平行線の間隔)がhcmであるとき,この「ルーローの七角形」の周の長さを求めなさい。

【解】扇ADEは,半径hcm,中心角180/7°
周の長さ=2πh× 180÷7 ×7=πhcm
360
市立西京高校 (R5年) ★ 福岡県立高校 (R7年) ★★★
 正十角形ABCDEFGHIJ において,∠CPI の大きさを求めよ。

【解】正十角形の外接円を考える
CHは直径で,∠CGH=90°
△PGHで,∠H(外角)=360÷10=36°
 ∠P=90−36=54° 
 円0の円周上に5点A,B,C,D,Eをとり,五角形ABCDEをつくる。
 図1は,五角形ABCDEにおいて,点Bと点Eを結ぴ,BECDとなる場合を表している。

(1) 図2は,図1において,五角形ABCDEが,正五角形となる場合を表しており,点Aと点Cを結び,線分ACと線分BEとの交点をGとしたものである。
 このとき,∠AGEの大きさを求めなさい。
【解】∠AGE=∠BAC+∠ABE=36+36=72°

(2) 図3は,図1において,点Aと点C,点Aと点D,点Cと点Eを結ぴ,線分BEと線分AC,線分ADとの交点をそれぞれP,Qとし,線分ADと線分CEとの交点をRとしたものである。
 図3において,△ABP∽△ADEであることを証明しなさい。
【証明】△ABPと△ADEで,
∠ABP=∠ADE
∠BAP=∠BEC=∠DCE=∠DAE
2角相等より,△ABP∽△ADE

(3) 図4は,図3において∠EAD=30°,AP:PC=3:2,線分ACが円0の直径となる場合を表している。
 図4において,AE=6cmのとき,円Oの直径を求めなさい。
【解】△AEQで,AQ=3
△APQ∽△CPH(相似比3:2)より,CH=2で,CE=2CH=4
 AC=√62+(4√3)22√24cm
國學院久我山高校 (R5年) ★★
 図のような,6つの内角の大きさがすべて等しく,周の長さが39の六角形ABCDEFがある。AB=8,BC=7,CD=6のとき,EF=(  )となる。

【解】右図参照
△PQR,△OAF,△QBC,△RDEは正三角形
y+8+7=7+6+DRより,DR=y+2
xy+8+7+6+(y+2)=39で,x+2y=16…ア
PQ=PRより,y+15=x+2y+2で,xy=13…イ
 アイより, x=EF=10
西大和学園高校 (R7年) ★★
 図の七角形ABCDEFGは正七角形である。直線BGと直線CDの交点をPとするとき,∠AGC=∠GPCであることを証明せよ。

【証明】PDEBは平行四辺形で,∠P=∠E…ア
CDEB≡ABCGより,∠E=∠AGC…イ
 ア=イより,∠AGC=∠GPC
桐蔭学園高校 (R6年) ★ 駿台甲府高校 (R6年) ★
 図のように,正五角形ABCDEがある。このとき,∠xの大きさは[  ]°,∠yの大きさは[  ]°である。

【解】
△ABCと△AEDは二等辺三角形

 頂角108°だから,底角=36°で,∠x36°
ABPEはひし形だから,∠y=∠A=108°
 右の図の正九角形において,∠xの大きさを求めよ。

【解】外接円をとり,円周角を考える
y=20°(円周のの円周角)
z=40°(円周のの円周角)
 ∠x=20+40=60°
 

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