図形 11 正三角形 (略解)
日大習志野高校 (R7年) ★★★ 滋賀県立膳所高校 (R5年) ★★
 右図のように,1辺の長さが9cmの正三角形ABCがある。3点D,E,Fをそれぞれ辺AB,BC,CA上にとる。AD=BE=CF=5cmのとき,
(1) △ADFの面積を求めなさい。
【解】△ABC=×92
△ADF=△ABC××5
(2) △DEFの面積を求めなさい。
【解】△DEF=△ABC−3△ADF=−15
(3) 線分AEとBFの交点をG,BFとCDの交点をH,CDとAEの交点を I とする。△GHI の面積を求めなさい。
【解】メネラウスの定理(右下隅参照)より,AG:GE=36:25
△ABG=△BCH=△CAI =×(36/61)△ABC
△GHI ={1−(20/61)×3}△ABC=(1/61)×=(81/244)
 長さの和 PD+PE+PF が一定であることを証明し,その長さの和を求めなさい。
【解】右上図参照
1辺6の△ABC=×62=9
  =△PAB+△PBC+△PCA
(6x+6y+6z)=9
 3(xyz)=9で, xyz3(一定)
城北高校 (R5年) ★★
 右の図は面積がの正三角形ABCである。線分の長さの和 DE+DFを求めよ。
【解】△ABCの1辺をaとすると
△ABC=a2より,a=2
BC=2(xy)=2で,xy=1
よって, DE+DF=(xy)=
大分県立高校 (R7年) ★★ 須磨学園高校 (R7年) ★★
 右の図のような四角形ABCDがあり, △ACDは正三角形である。 また,点Pは△ABCの内部にあり, △APQが正三角形となるように点Qをとる。ただし,点Qは△ACDの内部にあるものとする。
 AC=5cm,BC=4cm,∠ACB=30°とし,線分APと線分BPと線分CPの長きの和をAP+BP+CPと表す。
 このとき,点Pの位置によって変化するAP+BP+CPの長さが最も小さくなるように,点Pの位置を定めた。
(1) AP+BP+CPの長さを求めなさい。
【解】△APC≡△AQD(2辺夾角相等)より,CP=DQ
最短はBDが一直線になるときで,
 AP+BP+CP=AQ+BP+DQ=BD=√42+5241
(2) ∠BPCの大きさを求めなさい。
【解】∠APC=∠AQD=120°より,∠QPC=60°
∠BPC=180−60=120°
 図のように,1辺の長さが16の正三角形ABCがある。線分BC上にAD⊥BCとなるように点Dをとる。 このとき,点Dを点Aから線分BCに下ろした垂線の足という。同様に,点Eを点Dから線分ACに下ろした垂線の足,点Fを点Eから線分ABに下ろした垂線の足,点Gを点Fから線分BCに下ろした垂線の足とする。 また,線分ADと線分EFの交点を点Pとする。

(1) 線分ADの長さを求めなさい。
【解】△ACDで,AD=CD=8
(2) 線分EPの長さを求めなさい。
【解】△EPDは正三角形で,EP=ED=4
(3) 四角形FGDPの面積を求めなさい。
【解】四角形FGDP(4+5)×3=

  Bを通って四角形FGDPの面積を2等分する直線を
l とする。直線l と線分FGとの交点を点H,直線l と線分PDとの交点を点i とする。
(4) 線分DI の長さと線分GHの長さの比DI:GHを最も簡単な整数の比で表しなさい。
【解】l はFDとGPの交点を通る
△BDI∽△BGHより, DI:GH=BD:BG=8:5
(5) 線分DI の長さを求めなさい。
【解】HGDI=(1−25/64)△BDI=FGDP
(39/64)△BDI=より,△BDI=(144/13)
×8×DI=(144/13)より, DI=(36/13)

 メネラウスの定理(高校内容)

△ABCに,直線DEが貫いているとき,
   × × 1
  イ
桜美林高校 (R6年) ★★★
 図のような,正三角形ABCがある。△ABCの内部に点Dを,△ABCの外部に点Eを,△BCD≡△BAE となるようにとる。
AD=4cm,BD=6cm,∠EAD=90°のとき,
(1) ∠EBD の大きさを求めなさい。
【解】△BAE≡△BCDより,∠EBA=∠DBC
∠EBD=∠EBA+∠ABD=∠ABC=60°
(2) 線分AEの長さを求めなさい。
【解】△EBDは正三角形で,ED=6
△AEDで,AE=√62−422√5cm
(3) △ADCの面積を求めなさい。
【解】△ABD≡△ACFとなる点Fをとると,
 ∠ADC=60+90=150°(左図の青)
右図のような△AHDを考えて,AH=2
 △ADC=×2√5×2=2√5cm2

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